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山本地震対策研究所

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クラッシュ症候群

意外と知られていない、
クラッシュ症候群(重要)

救出されたが数時間後に症状が急変し死亡した例が多数ありました。

(写真A-13)
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大きな地震で、家屋や家具の下敷きになり、救出されたのに助からない?

救出されたときは元気でも数時間後に急変し死んでしまう。

何故・・・?

これがクラッシュ症候群です。(別名クラッシュシンドローム・挫滅症候群)と呼ばれています。

 

このことが広く知られるようになったのは最近です。

1995年1月17日の阪神淡路大震災で、倒壊したがれきの下から救出され、良かったねと喜んでいたが数時間後に症状が急変し死亡した例が多数ありました。

これがクラッシュ症候群です。

しかし、この時は広く認知されておらず、概算の記録ですが、少なくても372人が発症し、そのうち50人が死亡。

これを契機に、日本ではクラッシュ症候群が認知されるようになり、災害医療のあり方も大きく変わりました。

クラッシュ症候群は、重いものに腰や腕、腿(もも)などが長時間挟まれ、その後圧迫から解放されたときの起こる。

筋肉が圧迫されると、筋肉細胞が壊死を起こす。そに伴い血中に毒性の高い物質が蓄積される。その後救助されると、圧迫されていた部分が解放されると、血液を通じて毒素が急激に全身に広がり、心臓の機能やその他の臓器にもダメージを受け、死に至る場合が多い。

救う方法は、救出後は出来るだけ早く人工透析することが必要です。しかし人工透析を出来る医療機関は少なく、多くの人命を助ける事は困難になる。

従って、大地震から命を守るには、事前の地震対策の重要性がお分かり頂けると思います。

更に、怪我をする人が多くなると、受け入れる医療機関には限界が有り、助けられる人も助けられなくなる。

クラッシュ症候群(詳細説明)

(写真A-1)
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クラッシュ症候群は、がれきなど重いものに腰や腕、腿(もも)などが長時間挟まれ、その後圧迫から解放されたときに起こる。筋肉が圧迫されると、筋肉細胞が障害・壊死を起こす。

それに伴ってミオグロビン(たん白質)やカリウムといった物質が血中に混じると毒性の高い物質が蓄積される。その後救助される時に圧迫された部分が解放されると、血流を通じて毒素が急激に全身へ広がり、心臓の機能を悪化させて死に至る場合が多い。たとえ一命をとりとめたとしても、その後腎臓にもダメージを受け、腎不全で亡くなってしまう場合も有る。

 

地震対策で最も重要な事は、怪我をしない対策と心構えが必要です。

備えあれば憂いなし!

地震を正しく知り、正しい対策を一刻も早くするべきです。

 

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クラッシュ症候群対処方法(重要)

(写真A-14)
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長時間の下敷き状態はクラッシュ症候群を疑う

クラッシュ症候群は、救出された直後は、症状が特にないケースが多く、重症でもわかりにくいため、見落とされてしまう場合が多い。

もし、救出まで2時間以上経過している場合、その状況を説明し治療の優先順位を上げるよう要求!

以下に当てはまる場合は、クラッシュ症候群を疑った方がよい。

 

2時間以上にわたり腰、腕、腿などが、がれきの下敷き状態であった。

 

軽度の筋肉痛や手足のしびれ、脱力感などの症状がある。

 

尿に血が混じり、茶色の尿が出る。

 

尿の量が減る。

 

治療方法は、より早く透析へ!

災害医療の現場での応急対応は、点滴による水分補給や乳酸リンゲル液や酢酸リンゲル液を使って血液中の毒素を薄める。

しかし、救出後はできるだけ早く人工透析することが生きるための近道となる。

 

大災害で多くの重傷者がでると、治療も対応の限界を超え、全ての重傷者を助ける事は出来なくなる。

 

 

地震対策で最も重要な事は、怪我をしない対策と心構えが必要です。

備えあれば憂いなし!

地震を正しく知り、正しい対策を一刻も早くするべきです。

 

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研究所長紹介

所長 山本惠一 ご挨拶

自然災害の中でも、地震は何の前振りも無く突然、発生し甚大な被害を受ける恐ろしい災害です。
ただ恐れるだけではなく、
正しい知識と正しい対策をすることで災害の拡大を防止し、結果的に私達の生命・財産を守る事が出来ます。

地震対策で最も重要な事は、自分自身の命は自分で守り、更に隣近所の助け合いが大切です。
つまり、自助努力と隣近所更に地域社会の助け合い共助が機能することで、災害の拡大を防ぎ、結果的に自分自身の生命財産を守る事が出来ます。
もし、お互いの助け合い共助が機能しないと、せっかく自分の命を守っても、大災害に巻き込まれ、自分自身と家族の命も大災害に飲み込まれてしまう恐れが有ります。
従って、地震対策で共助の力は重要です。
防災上、日頃より必要最小限度、隣近所の関係を重視しないと、大災害の時に自分と家族の生命財産を守る事が出来なくなります。
防災対策上、上手な隣近所の付き合い方を考えるべきです。
お互いに必要以上深く干渉しないで、日頃のあいさつ程度は大切です。そして一年に2度くらいは防災訓練の打ち合わせは絶対必要です。
協力し合う事は、結果的に自分の為であることを、各自自覚することです。


大災害の時、消防も警察も自衛隊もすぐ機能しません。

阪神淡路大震災の時、助けた人たちはご近所の人々が約80%でした。

消防や自衛隊の救助を待っていても助かりません。

巨大地震から助かるには、家の耐震補強と家具の固定、そしてご近所の共助の力です。

所長ごあいさつ